手摘みの海藻
真昆布と若布は三陸から、もずくは沖縄から届きます。年に四回、漁師さんのもとへ直接出向き、その年の海の様子をうかがいながら仕入れる量を決めています。使うのは、食品として出せる品質のものだけです。
昆布、若布、もずく。手摘みの海藻が肌と食卓に、ゆっくりと届く。
私がこのブランドを始めたのは2019年の春、長野県上田市の古い農家を借りたときのことでした。それまで東京の化粧品会社で処方開発を10年ほど担当していましたが、ある日、自分が作っている製品の成分表を改めて読んで、半分以上の成分の由来をうまく説明できない自分に気づいたのです。その小さな違和感が、すべての出発点でした。上田に移ってまず最初にしたのは、三陸の漁師さんに連絡を取ることでした。昆布を食べるように、肌にも使えないだろうか——そんな素朴な問いから、最初の洗顔料の試作が始まりました。
最初の試作品は正直、あまりよくありませんでした。海藻エキスの濃度が高すぎて、乾燥後に白い粉が浮いてしまった。2019年の夏から秋にかけて、アトリエで何度も配合を調整し、ようやく納得できる処方になったのは同年の12月でした。最初のロット、洗顔料50本を知人に送ったところ、3週間で全員から「続けて使いたい」という連絡が来ました。それが確信になりました。翌2020年に食品ラインを追加したのは、スキンケアに使う昆布の選別で出た「B品」を捨てるのが惜しかったからです。料理家の友人に渡したら、「これは一等品だ」と言われて、食品としても販売することにしました。
いまは上田市岩下のアトリエに、スタッフが3名います。製品の調合・充填・梱包をすべてアトリエで行い、原料の仕入れは年に4回、漁師のもとへ直接出向いて行います。三陸と沖縄、それぞれに長年の付き合いがある漁師がいて、その年の海の状態を聞きながら、使う原料を決めます。大量生産はしていません。一度に仕込む量を200本に限っているのは、品質を自分の目で確認できる上限がそこだからです。Kelp Whisper Groveは、海と山のあいだで、ゆっくりと続けていくブランドです。
ありがたいことに、最初の年に洗顔料を使ってくださった方の多くが、いまも定期便で続けてくださっています。新しい製品を急いで増やすつもりはありません。いま手元にある三つの処方を、毎年少しずつ磨いていくこと。それから、原料を分けてくださる漁師さんや畑の作り手と、長く付き合いを続けていくこと。私たちにとっては、それが一番の仕事だと思っています。気になることがあれば、メールでも電話でも、どうぞお気軽にお声がけください。一本一本、顔の見える距離でお届けしたいと考えています。
スキンケア三品と、台所のための海藻。いまはこの五つだけを、少しずつ作っています。
真昆布と若布は三陸から、もずくは沖縄から届きます。年に四回、漁師さんのもとへ直接出向き、その年の海の様子をうかがいながら仕入れる量を決めています。使うのは、食品として出せる品質のものだけです。
エキスは時間をかけて低温で抽出します。熱を入れすぎると、海藻ならではの成分が変わってしまうからです。仕込みは一度に二百本まで。調合も充填も梱包も、上田のアトリエですべて手作業で行っています。
どの製品も、五種類以下の成分でつくっています。もし何かが肌に合わなかったとき、原因をたどれること——それが、成分を絞る一番の理由です。全成分はパッケージと各製品ページに記載しています。
昆布を出汁に使うとき、鍋の中に広がるとろみは、昆布に含まれるアルギン酸という多糖類によるものです。このとろみが、スキンケアにおいても重要な役割を果たします。Kelp Whisper…
三陸の昆布漁は、多くの場合、船から鎌を使って手作業で行われます。機械収穫が普及している産地もありますが、Kelp Whisper…
もずくのぬめりは、フコイダンという硫酸化多糖類によるものです。このぬめりが、ヘアケアにおいてどのような役割を果たすのか。Kelp Whisper…
スーパーに並ぶ昆布は、見た目が似ていても出汁の出方がずいぶん違います。何を見て選べばいいのか、漁師さんから教わったことと、私たちが食品用に取り分けている基準を…
処方の世界では、成分を増やすより減らすほうがずっと難しいと言われます。十年この仕事をしてきて、なぜそうなのか。失敗もふくめて、正直に書いてみました…
"洗顔料を使い始めて3ヶ月、頬の乾燥が明らかに落ち着きました。成分が少ないのに、これだけ変わるのかと驚いています。"
"料理家の友人に勧められて昆布を注文しました。出汁の色と香りが、スーパーで買うものとまったく違います。定期便にしました。"
"もずくマスクを夏の夜だけ使っています。香りが海そのもので、お風呂あがりの楽しみになりました。派手な効果をうたっていないところが、かえって信頼できます。"
現在はオンラインでのご注文を中心に、メールとお電話でも承っております。ページ右上の「お問い合わせ」または info@kelpwhispergrove.com までご連絡いただければ、在庫状況と納期をお返事します。少量生産のため、品切れの際は次の仕込みのご案内をいたします。
送料は全国一律550円(税込)、5,000円以上のご注文で無料です。ご入金の確認後、通常2〜4営業日で発送し、ヤマト運輸でお届けします。北海道・沖縄・離島は到着までもう少しお時間をいただく場合があります。発送時には追跡番号をメールでお知らせします。
万一、不良品や誤ったお届けがあった場合は、送料当方負担で交換または返金いたします。お客様都合による返品は、未開封のものに限り、商品到着後8日以内に承ります。化粧品という性質上、開封後の返品はお受けできかねますので、ご了承ください。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご覧ください。
すべての製品で全成分を公開しています。心配な方は、まず腕の内側などで48時間のパッチテストをおすすめします。私たちは「これで肌が治る」といった効果をお約束する立場ではありません。海藻という素材の特徴を正直にお伝えし、合うかどうかをご自身で確かめていただけるよう努めています。気になる成分があれば、購入前にお気軽にお尋ねください。
全成分は、製品パッケージの裏面と、各製品ページに記載しています。事前に確認されたい場合は、メールでお問い合わせいただければ、その場でお伝えします。香料・着色料・防腐剤の有無についても、包み隠さずご説明します。
はい、洗顔料と化粧水には定期便をご用意しています。お届けの間隔は1〜3か月からお選びいただけます。回数の縛りはなく、いつでも変更・お休み・解約ができます。手続きはメール一通で完了しますので、合わないと感じたら無理なくやめていただけます。
中村 葵(なかむら あおい)は長野県松本市の出身です。東京の化粧品メーカーで10年間、処方開発を担当したのち、2019年に故郷に近い上田市へ移り住み、Kelp Whisper Groveを立ち上げました。三陸の昆布漁師さんとの出会いが転機となり、食品グレードの海藻原料だけを使うスキンケアの処方を、独学で組み立て始めます。代表作は2019年発売の「昆布洗顔料 No.1」と、2021年秋に加わった「もずくヘアオイル」。休日は上田の畑で野菜を育てていて、「土と海は、たぶん同じ話なんです」とよく口にします。
Kelp Whisper Grove(屋号)
運営責任者:中村 葵
〒386-0153
長野県上田市岩下428-1
電話:+81 268-35-0515
メール:info@kelpwhispergrove.com
営業:月・水・金 10:00–17:00
(火・木・土日祝は休業)
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